ディスカス繁殖を考えている方の中には、ディスカスの水槽の水質管理は難しいのではないか?と思われている方も多いと思います。

しかし、一般にディスカスは、水質に対して適応力がありますので、中性から弱アルカリ性よりの傾向があっても問題なく飼育できるということです。

これは飼育する側にとっては、大変気が楽な感じがして助かります。

ディスカス 繁殖 水槽

水質維持にはろ過バクテリアか頻繁な水替えしかない

アマゾンの水質というのは、中性、弱酸性であるため、アマゾン生息のワイルド個体などは、水質は軟水で弱酸性の環境が一番適応できます

しかし、実際、エンゼルやディスカスなど熱帯魚を水槽で飼って繁殖させるために、水質維持をしなければなりませんが、その手段としては水替えやろ過バクテリアなどの使用で対処することが多いです

といっても弱酸性の水質では、ろ過バクテリアが効果を表しにくく、長期間安定した水質は保てないことが多いですね。

水質が腐敗しだすと全滅することもある

従って、水替えを怠ってしまうと、pHが急激に落ちます

そして、水槽内の水質は大幅に劣化し、飼育水は腐敗水へと変わっていきます

ディスカス繁殖においては、水槽内の水質が一旦そのような状況になると、悪循環になって腐敗スピードに追い付けず、ディスカスはやがて息絶えてしまうことになるでしょう。

それを避けるためには、弱酸性よりにするより、中性よりに近づけるようにしたほうが、うまくいくようです

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ディスカスの生息地アマゾンの水温に近づける

ディスカスは、大抵、水温が25℃前後で流れのない水域に生息しています

従って、水質や水温の変化がほとんどない、沼地のような環境設定をする必要があります。

幼魚時、ディスカス繁殖を意識して早めに成長させたい場合、水温を30℃~32℃という風にやや高めに設定し、高水温で飼育するようにします

若魚から成魚の間は、一般の熱帯魚と同じ扱いで28℃前後の水温管理で問題ありません。

まとめ

ディスカス繁殖を考えておられる方は、水槽の水温や水質調性は非常に大切となってきますので、特に注意して対処してください。

水温30℃以上にすると、ろ過バクテリア機能が低下しますので、水質悪化が急速に早まります。

そうなると、水槽内の水替えを頻繁にしないと追い付けません。

水替えがあまりできそうにないとか、水替えに不安な点がある場合、幼魚のときから水温25℃~28℃あたりで一定して管理すれば特にそのような問題はないようです。

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