産卵筒
基本的には、ディスカスの市販産卵筒には食卵防止ネットは付いてないようです。
しかし、受精卵を食べてしまうようでしたら、ネットを購入して被せましょう。
食卵を防げる可能性があります。
また、幾分かは稚魚の捕食防止にもなります。
ペアになってなくともメスはお年頃になると卵を産むことがあります。
ペアになってなければオスの射精もされず、無精卵となり食卵されます。
これを、何度か繰り返す個体もいます。
しかしそこは、慌てることなく、「ディスカスが、繁殖の練習しているのだ」みたいな感覚でいましょう。
慌てずに、頃合いを見てオスを当てがいましょう。
しかし、気に入られて、つがいになるとは限らないのでよく観察し個体を入れ替えるようにしましょう。
後は、産卵の飼育環境を整えるようにすること。
産卵筒は後の世話のことを考えると、必要ですが、飼育環境が良ければ、産卵筒なくとも産卵は行います。
水槽のガラスや、ろ過器なんかにも産卵する個体もいるようです。
ですから産卵筒がどうしてもと言う訳ではありません。
また、産卵場所として気に入ってもらえるかは解りません。
他の物、植木鉢や塩ビ管なんかでも、代用できるようです。
気に入ってもらえるか、試してみたらいかがでしょう。
ただ、産卵筒類を使用するなら、ペアを作る前から入れておく必要があるのではないかと思います。
産卵後は、食卵に気を付けてください。
しかしながら、食べてしまうのは仕方ないので、ディスカス自体の成熟を待つほかにありません。
ネットを被せる等、「卵に近づかせない」(卵の世話が出来る程度)という選択肢もあります。
但し、前述通り完全ではありません。
個人的には産卵筒の利用はお勧めできると思います。
スドー ディスカス産卵筒EX 《コンパクトなディスカス産卵筒》【熱帯魚 ディスカス 産卵筒】 https://t.co/LmKuvYYQRX pic.twitter.com/ro9d08arpx
— 買い物Navi-欲しいものがいっぱい- (@Navi991Navi) 2016年8月27日
産卵筒ネット
市販品は、ステンレス製が多く、少し値が張ります。
私の様に、「産卵筒に付いている」と思っている人も多いのではないでしょうか。(別売りの場合が多いようです)
用途は、食卵等の防止です。
また、自由遊泳や体着の妨げにならないように、産卵筒との距離や網目の大きさを工夫しましょう。
しかし、ネットを動かして食卵する個体もいるのは確かなのですが。
ネットについては、市販品を買うよりもご自身で製作されたもので代用されたらどうでしょうか。
ご自身で製作されたら素材や網の大きさ、産卵筒までの距離等、工夫して製作できます。
切り売りの網と結束バンドで製作すると安上がりでできます。
飼育環境を作るグッズなんかを、ご自身で製作する事も「生き物を育てる」楽しみにもなろうかと思います。
産卵筒のネットも、ブリーダーの精神衛生上にも、必要かと思います。
まとめ
産卵筒や保護ネットは、必要ないと、おっしゃる方もいらっしゃるのは確かです。
しかしながら、市販品を使ったり、代用品をご自身で製作・工夫された物を使って飼育環境を作るのもブリーダーとしての楽しみの1つではないかと思います。
ディスカスのブリーダーなら「ご自身で繁殖」は、当然、目標でしょうから、色々工夫して繁殖に成功してください。