熱帯魚を飼育していると避けて通れない物と言えば『病気』では無いでしょうか?
目に見えて分かる病気もあれば見ても分からない病気もあり判断しにくいものですよね。
中でも尾ビレが腐った様に溶けて見える尾腐れ病と言う病気があります。
尾腐れ病はどんな原因でかかってしまうのか?
治療法や対策などはあるのか?
そこで熱帯魚の王様ディスカスの尾腐れ病の原因や対策について紹介します。
尾腐れ病の原因や症状とは?
数ある病気の中でも尾腐れ病は割とポピュラーな感染症だと思います。
尾ビレが溶けた様にボロボロになるこの病気は放っておくと命を落としてしまう事もある怖い病気でもあります。
では尾腐れ病ってどんな病気なのか?
まずは尾腐れ病の原因や症状について紹介します。
尾腐れ病
尾腐れ病の原因
体に傷を負う事は色々とありますが、尾腐れ病は外傷を負った場合に傷口からカラムナリス菌が入って感染してしまいます。
ディスカスを移動させようと網ですくったりした時に出来たり、熱帯魚同士が喧嘩をして出来たり傷が出来る環境はいくらでもあります。
基本的には水質が悪化して感染してしまう事が多くあります。
尾腐れ病の症状
尾腐れ病の症状としては尾ビレが腐って溶けた様になりボロボロになったりします。
これはタンパク質分解酵素によって患部が溶解していきます。
ヒレの先端が白くなっていき徐々に短くなってしまう症状が見られます。
尾腐れ病は尾ビレが感染した場合に呼ばれますが、他にはエラや口などに症状が見られたらエラ腐れ病や口腐れ病と呼ばれます。
尾腐れ病の対策
尾腐れ病に掛かった時の対処法としては、早くに治療をしてあげると言う事です。
感染の原因として水が汚れた水質の悪化の影響も可能性がありますので、本当の初期の頃なら水換えをするだけで治ってしまう事もあります。
水を全て入れ替える事や水槽をリセットする事も良い事です。
では、尾腐れ病に掛かった時の対処法について紹介します。
対処法
★塩浴
初期のものなら塩分濃度を0.5〜0.7%にして塩浴する事を勧めます。
進行して中期になっていたら0.8〜1.0%くらいに濃度をあげる事もあります。
★薬浴
薬浴をする頃は中期になってきたら必須になってきます。
塩浴にプラスして観パラDやグリーンFゴールドの薬品を用いた薬浴をします。
基本的に尾腐れ病などの細菌感染の場合は他の個体への感染を防ぐ為に隔離して治療をしますが、元の水槽もリセットする事を勧めます。
感染した個体が治っても水槽に原因があるかも知れません。
バクテリアが定住したとしても再度、病気になっては意味がないので出来るなら水槽のリセットをしましょう。
まとめ
割とポピュラーな病気だと思いますが、治療が遅れると全滅してしまう恐れもある怖い病気です。
見つけたらすぐに隔離し治療するようにしてあげましょう。