よく、金魚や鯉が病気にかかった際に「塩浴」というものがなされるという事を耳にした事はあるでしょうか?

「塩」を使った「塩浴」は、ディスカスの病気治療にも役立つとされているそうです。

今回はそんな、ディスカスの病気治療の際に使われる「塩」の使い方と量についてご紹介いたします。

ディスカス 飼育 初心者

ディスカスの病気治療に塩が使われるのは本当なのでしょうか

ディスカスの「病気治療」として塩が使われるのは本当であり、ディスカスショップでも「大きな粒の塩」が販売される事がよく見受けられます。

どんな時に「塩」を使うの?

主に「細菌による感染症」が疑われる場合に「塩」を使います

よく、ディスカスが「拒食症」になった場合に使用される事があるようですが、その「拒食症」の原因が「ストレス」によるものだった場合に「塩」は根本的な治療にはならない為、効果が見られない事が多いようです。

また、「細菌による感染症」に有効とされている為「エラ病」などの対処にも「塩」が使われる事があります。

ディスカスの病気治療に対する塩の使い方

やはりこの場合にも「塩」は水に溶け込ませて、「塩浴」という形で使用します。

また、この「塩」の使い方で最も注意しなければならないのが、ディスカスの病気治療に使う「塩」の大きさになります。

一般的な食卓などで使われているような小さい粒の塩を塩浴に使うと、浸透圧が急激に変化してしまう為、ディスカスにダメージを与えかねません

よって「大きい粒の塩」を使うのが望ましいとされています。

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「塩」はどのくらいの量を使用するのでしょうか

ディスカスの「細菌による感染症」の治療には大量の塩を使用します。

この際の塩浴には、「100ℓの水に対して約500gの塩」を使用します。

塩分濃度0.4~0.6%くらいを目指すのが良いとされています

実際に入れてみると「こんなに塩を入れたらディスカスの体に悪いのではないか」と思ってしまう程多く感じますが、ディスカスは金魚や鯉と同様に「ナトリウム」に強い種類の魚である為、この程度の塩分濃度は害にはならないそうです

塩浴の方法

塩の使い方と量がわかったところで、この場合の塩浴の方法をご紹介いたします。

まずは「100ℓの水に対して500gの塩」の量を、個体にぶつからないように気を付けながら一気に水槽に入れます。

その後に、水温を「34~35℃」に上げて保つようにしましょう

そのまま様子を見ながら5日~7日程保つ事で、ディスカスの「細菌による感染症」に効果的な塩浴が出来ます。

まとめ

ディスカスも金魚や鯉と同様に「塩」を使った「塩浴」が効果的な病気治療になり得る事がある事がわかりました。

一方で「細菌」が原因ではない場合の病気治療の対処法としてはあまり意味がないという事もある為、一概に「拒食症」に効くという訳ではないようですね。

また、大量な塩を使う事にも意外性がありますが、ナトリウムに強い魚であるようなので、容量を守って塩を与えてみる勇気を持つことも大事になってくるのかもしれません。

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