ディスカスの病気
ディスカスは病気やその治療に係る負担に強い魚であります。
適切な治療をすれば、ほぼ完治するのもディスカスの魅力の一つではないでしょうか。
ディスカスの病気は、「白点病」「寄生虫」「穴あき病」「㏗ショック」「拒食症」「エラ病」「ディスカスエイズ」「浮袋障害」等があります。
その中でも、感染力が強い「ディスカスエイズ」について見てみましょう。
ディスカスエイズ
先にも触れましたが、ディスカスエイズが恐ろしいのは、感染力が強いからです。
ほかの水槽に感染した魚がいる水槽の水か、少し入っただけで、その水槽にも感染します。
症状は、食欲を失い、黒化し、ヒレが折れ、隅っこから動きません。
良く観察していれば判るようです。
ディスカスエイズ治療法
水温は高めを維持し(31度位)、㏗を、5.5まで下げ、殺菌力の強い「エルバージュ」等の治療薬を規定量の半分、それと塩を大匙1杯程度(60センチ標準的水槽で)を入れます。(他には、グリーンFゴールド)
3日間、水替えは我慢して下さい。
替えてしまうと治らなくなる可能性が高くなります。
3日後に良くなっていないようでしたら、追加で入れて下さい。(規定量まで)
㏗は、1日に1.0ずつ下げ、「㏗ショック」にならない様に気を付けて下さい。
個体の色が戻れば水を変えても良いです。
治療法は、使用上の注意や文献により若干違いますが、水温高め、㏗を下げる、治療薬は2~3回に分けて使い、塩、様子を見て水替え、を守れば良いと思います。
ディスカスエイズ対策
発生原因の大半が、病気をもった個体を購入してしまったこと。
ですから、清潔な飼育環境を作るのは勿論、次の点に注意して下さい。
・トリートメントタンクを準備し、購入した魚を今まで居る魚とすぐに一緒の水槽に入れないこと。
・ショップでトリートメントの具合を確認して購入する。
・ショップを選んで購入する。(信頼のおける店を購入前に調べる)
・発生したら病気の拡散を防止する。
等々。
まとめ
他の病気も含めて、発生したら慌てず対処して下さい。
治療法は必ずあります。
新たに入手した魚は必ずトリートメントを行うこと。
また、病気の発生原因を作らないこと。
飼育環境による汚染、ストレス急激な水質変化等を避け病気の原因を取り除く事です。
病気の兆候が表れたら、早期発見、早期治療が重要です。
人間も一緒ですね。