アルビノとは?
動物学的には、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体です。
この遺伝子疾患には「先天性白皮症」「先天性色素欠乏症」「白子症」などがあります。
植物学的には、光合成色素を合成できない突然異変個体で、栄養を営めないので、種子中の栄養を使い切った時点で育たなくなります。
Albino Discus
アルビノ ディスカス
Symphysodon aequifasciata Pellegrin#aquarium #discus #symphysod… http://t.co/NCYORvLAOO pic.twitter.com/A8LQNk2PVu— aquay (@aquaynet) 2015年9月7日
ディスカスの繁殖
生後、約1年半で繁殖が可能になります。
様子をよく観察して、「ペア」が出来たかどうか確認してください。
健康な改良品種なら、5~6匹いれば、通常1組は出来ると思います。
(「ペア」で行動することが多くなる)
「ペア」が確認できたら「隔離」しましょう。
落ち着いて産卵できる環境を確保してください。
産卵のため、水替えを多めに行い、phを少し落とします。
産卵筒を使うのもいいでしょう。
産卵、受精後にネットを被せておきましょう。
この頃は非常に神経質になっていますので出来る限り、刺激を与えないようにしましょう。
産卵が確認されてから、3日後程度で孵化し、その3日後程度で「体着」します。
上手く「体着」出来てなければ、少し水位を下げ、移動範囲を少なくする事により、「体着」出来る確率を上げていきます。
「ディスカスミルク」→「ブラインシュリンプ」→「ハンバーグ」と食べる様になったら、稚魚を隔離します。
おおまかに、このような手順となります。
アルビノの稚魚の体着
アルビノの稚魚を育てるのは、非常に難しいようです。
アルビノ系のディスカスも、「ペア」「産卵」「孵化」までは順調でも、「体着」しないことが多いようです。
水位を下げる方法の他に、他の産卵後の「ペア」が体着していたら、そちらに移すと体着したとの話を聞いたことがあります。
また、水の硬度を上げて浸透圧で分泌を促す方法も試されているようです。
この時に、水質が変化し㏗が下がっているのに気が付かない事も多いようなので、飼育環境全体に配慮することを忘れないようにして下さい。
まとめ
淡い色合いのアルビノディスカス、とても魅力的な色ですね。
また、飼育が難しいのも魅力の一つであります。
しかし、せっかく孵化した稚魚が育たないと言うのはとても悲しい事ですので、十分な知識、周到な準備を行い、繁殖に取り掛かってください。
繁殖の成功をお祈りしております。